なぜなにしぇいむ☆おん 第十三回



 「……うん。どうやら里美は眠ったみたいね。

  まったく。なんでもかんでも背負い込む性格は誰に似たのかしら?

  やっぱりお父さんかな?

  里美は覚えていないだろうけど、

  人が良くて、悪いやつに騙されそうなところとか、そっくりよね。

  特に里美は女の子だから、アタシが守ってあげないとね。」




 「早苗くん。なにをブツブツ言ってるんだい? お芝居の練習かい?」

 「あ、店長!」

 「No!家では店長なんて呼んじゃダメですよ」

 「あ、ごめんなさい叔父さん。いきなりだったからびっくりしちゃった」

 「本当は高和って呼んで欲しいのですが、まあいいでしょう。
 その夢は隆也くんに引き継いでもらう事にします。」

 「それがいいと思います」

 「ありがとう。頑張りますよー」

 「あはは、頑張ってください」

 「ウェイト! どこに行こうとしてますか?」

 「どこって、もう寝ようかと……」

 「本当ですか?この夜でもサングラスな高和アイ!に嘘は通用しませんよー」

 「いや、大したことじゃないですから」

 「姉さん。私はまだ信用されてません。悲しいでーす。
 天国のお義兄さん。いまそちらへ向かいまーす」

 「ちょっ! 叔父さんやめてよ。そのカミソリを離して!」

 「離したら話してくれますか?おっと、ダジャレになってしまいましたね。これは愉快」

 「……分かりました。話します。だから刃物も駄洒落も封印してください」

 「OK! 了解したとも!」

…………

……

 「……とういうワケなんです」

 「なるほど。なぜなにしぇいむ☆おん、ですか」

 「ええ」

 「酷いですねー。どうしてこんな面白そうなことを私に内緒でやってるんですかー」

 「内緒ってワケじゃないんです。里美が頼まれて、アタシが付き合ってあげてただけで」

 「分かりましたよ。ですが知ってしまった以上! 私も手伝いますよー」

 「遠慮します!」

 「アウチッ! なぜ?」

 「ぶっちゃけると、野郎は要らないんです」

 「それは酷い偏見だよ早苗くん。それに私はゲイだよ」

 「それに私はゲイって、意味が分かりません」

 「ゲイだけに芸達者というワケだよ」

 「面白くないです。帰ってください」

 「そんな、一人で残りの質問全部に回答するなんて無茶にも程がありますよー」

 「叔父さんと一緒にやる方が、よっぽど無茶な気がしますけど」

 「硬いことは言いっこ無しだよ。偉大なるアントニオも言ってるじゃないか」

 「この道は〜ってヤツですか?」

 「そうだとも。ヤレばわかるさ! ってヤツだよ」

 「行けばわかるさだったと思いますケド」

 「そうだった。そうだった。イケばわかる。うん。いい言葉だ」

 「やっぱり帰ってください」

 「NOOHHH!! ワンスモア! チャンスをワンスモアプリーズ!」

 「はぁ。わかりましたよ。これ以上長引かせても仕方ありませんから」

 「ありがとう早苗くん! お礼に時給を上げようじゃないか!」

 「アタシの時給よりもっと食材のコストを下げてください」

 「ハッハッハ! これは痛いところを突かれました。危うく、撃チン、するところでしたよー」

 「レッドカードです。一発退場です」

 「NOOHHH!! モア! モア! チャンスプリーズ!」

 「今度ダジャレか下品な事を言ったらセクハラで訴えますよ」

 「その瞳。早苗くん本気ですね」

 「はい」

 「了解しましたよ。色んなトコロを引き締めますよー」

 「だからそういうのがダメだって言ってるんです!」

 「ハッハッハ、早くしないと朝になってしまいますよー」

 「言われなくても分かってますよ」

 「なるほど、質問はこのメモに書いてあるヤツですね?」

 「あ、いつの間に!」

 「それじゃあ残りの質問イきますよー! ズキューン!」

Q.早苗に罵倒されるシナリオはありますか?

 「なにこれ? 質問の意図が分からないわ」

 「これはアレだよ。早苗くん。罵倒されることによって性的興奮を得るタイプと見ましたよ」

 「なるほど。変態ならではの解説、ありがとうございます」

 「で、どうなのかね?」

 「そんな、罵倒なんてするわけないじゃないですか」

 「早苗くん。私は悲しいよ。嘘だけはつかない子に育てて欲しいと頼まれていたのに」

 「アタシが嘘をついてるって言いたいんですか?」

 「私はてっきり言葉責めによるプレイを楽しんでいるのだと思っていましたよ」

 「違います!」

 「そうですか。違ったのですね。少し安心しましたよー」

 「もういいですから、次の質問に行きませんか?」

 「もう次ですか?まあいいでしょう。 それじゃあ残りの質問イきますよー!バキューン!」

Q.完成予定はいつ?

 「5月よ。以上!」

 「早苗くん。正直なところ、本当に出来ると思ってますか?」

 「まず無理でしょうね」

 「私も同意見ですよ。まだ私と隆也くんの壮大なラブエプピソードが未記述ですからねー」

 「いや、多分それって一生記述されないと思いますよ」

 「な、なんだってー!」

 「いや、MMRはもうやったので」

 「私と隆也くんのラブシナリオが無いと言うのは本当ですか?」

 「さ、さあ。ひょっとしたらサブシナリオというかおまけであるかも……」

 「ふぅぅーー、それを聞いて安心しました」

 「完成予定は5月だけど、その前にβ版を出す予定ですって」

 「β版が5月になりそうだとアフロ神のお告げがありますが、実際どうなんですかー?」

 「アフロ神って……。確かに5月にβ版という可能性はありますよ。
 ついでにα版も出すかもって。これはまだ未定らしいですけど」

 「α版、β版、完成版となるわけですねー」

 「最悪はそうなるかも」

 「なるほど、それでは次の質問イキましょうかー! ドキューン!」

Q.主人公の入ってるサークル(=飯島と荒巻もいる)はなに?

 「なぜなにしぇいむ☆おん・その6を参照して」

 「質問が重複したようですねー」

 「ちょっとムカつくわね。でも里美ならきっと、」

  新規で見てくれた人かも知れないからしかたないよ。歓迎しないと。

 「とか言いそうよね」

 「里美くんならそういうだろうねー」

 「だけどアタシは言わないから! そうして教えてもあげないから!」

 「怖いですねー。それでは次の質問! オープンマインド!」

Q.早苗は今までに好きな人がいたの?

 「ネタバレになるから秘密よ」

 「早苗くん。焦らすのが上手いですねー。感心しましたよ!」

 「本当のことなんだから仕方ないじゃないですか! 次いって下さい」

 「ハッハッハ、了解しましたよー。次の質問! カモンベイベー!」

Q.里美も好きな人がいたのか?

 「これは……。どうなんだろう?」

 「当事者が居ないと話になりませんねー」

 「まあ居たとしても答えないと思うけど」

 「そうですねー。里美くんの性格では無理でしょうねー」

 「まっ、これは次回があればそれとなく聞いてみるわ。次!」

 「ペースが速いですねー。いいですよー次の質問! カマンッ!」

Q.勉強が手に付かない 実生活が危険 どうすればいいか?

 「なによこれ?」

 「質問というより、人生相談ですねー。私こういうの大好きですよー」

 「じゃあ叔父さんが答えてあげて下さいよ」

 「いいんですか?」

 「どうぞどうぞ」

 「それじゃあ遠慮なくズバリ言いますよー。」

 「はい先生!」

「 まず徳が圧倒的に足りませんねー。
 前世の行いが悪すぎます。あなたは前世で人を5人殺してますねー。
 これがいけません。ですが大丈夫ですよー。
 この阿部高和のゲイパワーを注入した光合阿部菌を煎じて飲めばー
 どんな厄災も、病魔も裸足で逃げ出すこと請け合いでーす!」

 「すごいですね。1錠幾らですか?」

 「1錠なんて半端売りはやってませんよー。
  200錠入って、お値段たったの一万円! 一万円ポッキリですよー」

 「いまならなんと、里美の栽培したハーブ付き!」

 「ご注文は以下のメールアドレスまで! よろしく頼みますよー」

…………

……

 「……気が済みましたか?」

 「ありがとう早苗くん。  なんかこう胸のモヤモヤっとした感じが取れたよ」

 「それじゃあそろそろ寝ましょう」

 「いいのかね? あと2つほど質問が残っているよ?」

 「いいんです。質問が無かった時のことを考えてプールしてるんです」

 「なるほど。それじゃあまた、困った時は呼んでくれたまえ!」

 「別に困ってたわけじゃないんですけど」

 「ハハハ、手厳しいね早苗くんは!」

 「うふふふ」

 「それでは私はそろそろ眠るとしますよ。早苗くんも夜更かしはよくありませんよー」

 「分かってます。おやすみなさい」

 「おやすみー」

…………

……

 「はあ疲れた。もう二度とやりたくないわ。なにげに13回目か。
 なんとなく納得してしまう回数ね」

 「あれ? お姉ちゃんどうしたの? まだ起きてるの?」

 「あっ里美! どうしたの?」

 「あ、うん。ちょっと……」

 「ああ、トイレね。早く行ってらっしゃい」

 「お、お姉ちゃんのバカ! そんなこと言わないでよ」

 「あらら、店長と話していたせいか、デリカシーが欠落してしまったみたいね。
 それじゃあ今日はこの辺でおしまいよ。おやすみ!」



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     | l , -! ─ 、. l l! −、-.、l!   l  「お疲れさま!
     | | /, ‐ 、  ヽl  , -\! !  |   途中端折っちゃった感じが否めないけど、
     | ! イ! !-.j   `  !-.j !` .|  |    アタシは謝らないわよ!」
     l レ'! ''`    '     ''/! !  l
     l /!/::ハ   ー−  .ィ:::! l !fV
     i/ ' Vゝ/!`r ._. イ:::!从メレ
          ソ-r..-..r ─、  __
     _,. - ─../´  /i--:、!   `/: :/⌒ヽ
   /  !: : : /\//!: : : :!ヽ_イ: : :!    \

        , -一,r'ヽ 、
      /  /    \
    , -y´  .:/ハ      ヽ
  / /:::::ハ/ l::i!::::ト、:::::::::::r-、
 /  j:::〃「l;;ヽ リレ' __ヽ::::/ ::::l
/  .:ハ::i  Lノ   7;;;! 〉ハ :::::ト (わたしが眠っている間に……)
´1 .:{ リ      ヽノ〃 } :::::|  (お姉ちゃんありがとう)
 l:::::::ト ヽ   -、   ノイ 〃::/  (でもやっぱり一言多いよっ!!)
 l:::::::l    〉、‐ _, ‐ァ'´   イ:::/
 レ'ヽ! , -< ヽ__ノ ヽ  彡´
   /´    ∨只、/ `ヽ



なぜなにしぇいむ☆おん第十三回 おわり