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「こんにちは。里美です」 |
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「早苗よ。久しぶりね!
それはそうと聞いたわよ里美。
ついに完成したらしいわね」 |
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「うん。そうなんだよ、お姉ちゃん。
5月っていう当初の予定は遅れたけど、
再度立て直した予定には間に合ったみたい」 |
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「そう。夏休み前に完成してよかったわね」 |
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「そうだね。少しずつでいいから、
夏休み期間中にプレイして欲しいな」 |
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「別に夏休みじゃなくても、
年中無休で日曜日ってユーザーが多そうだけどね」 |
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「お姉ちゃん!」 |
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「アハハ冗談よ。でも全年齢指定だから、
小、中学生もプレイは可能だけど、
道を踏み誤ったってクレームだけはお断りよ」 |
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「そこまで影響力はないと思うよ……」 |
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「まあね。
それにそうなったとしても自己責任ってことで……。
ところで今日はゲストがいるんだっけ?」 |
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「あ、うん。今日は完成記念ということで、
《しぇいむ☆おん》のスタッフ全員に、
集まって貰いました」 |
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「そうなんだ」 |
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「でも、一度に呼ぶと大変なので、
一人ずつ順番にお話を聞きたいと思います」 |
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「そうね。その方が記述が楽だしねw」 |
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「え? どういうこと?」 |
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「里美は気にしなくていいのよ。
それで? 誰から呼ぶの?」 |
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「えっと、最初は飯島さん。
飯島可奈さんです。ではどうぞ」 |
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「こんにちは。
早苗さん。里美ちゃん」 |
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「こんにちは。
完成おめでとうございます」 |
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「こんにちは可奈さん。
相変わらずな反則プロポーションですね。
また少し胸大きくなってませんか?」 |
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「あ、うん。ちょっとだけ増えたかも」 |
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「お姉ちゃん! それってセクハラだよ」 |
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「い、いいのよ里美ちゃん。
この程度で訴えてたら、
毎日裁判所に通うことになるから」 |
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「アハハ。ごめんなさい。
でも何を食べたらそうなるのか、
あとで里美に教えてあげてくれませんか?」 |
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「お、お姉ちゃんっ!!」 |
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「早苗さん。冗談だとは分かるんだけど、
胸の小ささを気にしている人に、
そういうことを言うのは良くないと思うわ」 |
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「ち、小さい……。
そうですよね。やっぱり小さいですよね。
出直してきます……」 |
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「ち、ちがうのよ里美ちゃん!」 |
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「あーあ。行っちゃった」 |
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「ど、ど、どうしよう私」 |
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「大丈夫ですよ。
チョコとかクッキーをあげれば機嫌直りますから」 |
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「そ、その程度で本当に機嫌が直るの?」 |
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「まあ大抵は」 |
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「あの、だったらこれを渡してもらえるかな?」 |
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「これって手作りクッキーですか?」 |
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「え、ええ。そうなの。
ちょっと作りすぎちゃって」 |
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「とかなんとか言って、
本当は隆也に作ってきたんですよね」 |
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「ち、違うのよ。
本当に余ったから持ってきただけで」 |
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「はいはい。わかりました。
でもありがとう可奈さん。里美も喜ぶと思います」 |
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「そう。ならよかった」 |
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「それはそうと、ようやく完成しましたね」 |
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「そうね。長かったわね」 |
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「ごめんなさいね。
私や典乃ちゃんのライターが遅らせちゃったみたいで」 |
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「そんなことないですよ!
それを言ったらウチのライターなんて、
誤字脱字のチャンピオンですよ。
誤字キングの称号を与えてもいいくらいの」 |
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「うふふ。でも本当に完成したのね」 |
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「そうですね。
可奈さんと隆也は幼馴染みなんですよね」 |
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「え、ええまあ」 |
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「その辺がどう絡んでくるのか楽しみですよね」 |
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「うふふ。本編をプレイして確認してね」 |
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「ところでこのコーナーはなぜなに《しぇいむ☆おん》
なんですよ」 |
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「そ、そうみたいね」 |
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「それで可奈さんに質問なんですけど」 |
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「なにかしら?」 |
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「今現在のスリーサイズを……」 |
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「えっと、あ、用事を思い出した。
ごめんなさい。早苗さん。それではまた」 |
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「あっ! ちょっと!
……あーあ。逃げられちゃった」 |
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「ねえ里美〜! ちょっと戻ってきてよ」 |
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「……反応なしか」 |
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「里美ったらー!
可奈さんから美味しそうなクッキーを貰ったのよ。
アタシ一人で食べちゃうわよー!」 |
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「だ、ダメだよ。
一人占めはいけないんだよ」 |
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「あ、戻ってきた。
はいこれ。可奈さんがお詫びにって」 |
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「わあ、美味しそうなクッキー」 |
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「全部あげるから機嫌直して。ね?」 |
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「それとこれとは話は別だよ」 |
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「あっ! クッキーだけ持って行っちゃった」 |
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「どーしたんですか?」 |
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「あっ、典乃ちゃん」 |
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「あははははー。
いくらまっても呼ばれないのできちゃいました」 |
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「放置しててごめんね。
ちょっと里美がヘソを曲げちゃって」 |
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「ええー! 里美ちゃんってヘソをまげられるの?」 |
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「そうじゃないわよ。
機嫌を損ねたって意味よ」 |
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「そうなんですかー。早苗さんも、
可奈さんやみゆみゆと同じでものしりですねー」 |
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「それは違うわ典乃ちゃん」 |
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「ほえ?」 |
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「可奈さんはお茶を濁した答えしか
返さないと思うけど、アタシは違うわよ」
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「どーしたんですか?」 |
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「アタシたちが物知りじゃなくて、
典乃ちゃんがモノを知らないだけなのよ」
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「ええー!
そうだったんですかー」
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「アハハ冗談よ」
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「なんだー、ジョーダンなんですかー。
いっしゅんホンキにしちゃいましたよ」
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「ごめんね典乃ちゃん(本当は本気なんだけどね)」
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「そーゆータチのワルいジョーダンは
やめてくださいよー。
タカヤだったらおぼんチョップですよー」
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「お盆チョップかー。今度アタシもやってみようかしら?」
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「だ、だ、だ、だめですよー!
早苗さんがやったらタカヤがシンじゃいますよ!」
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「それってどういう意味かしら?」
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「え? だから早苗さんがおぼんチョップをすると、
そのイリョクでタカヤがしぬってはなしじゃなくて?」
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「わざわざ解説ありがとう。
でも聞きたいことはそこじゃないんだけど。
(まっいいか)」
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「ところでコレって、なんのあつまりですか?」
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「そうそう忘れるところだった。
マスターアップが完了したから、そのお祝いよ」
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「わーい! おめでとうございまーす」
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「それで急遽なぜなに《しぇいむ☆おん》を
やることになったんだけど、質問していい?」
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「はいー! なんでも聞いてくださーい!」 |
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「え? 本当になんでも聞いていいの?」 |
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「いいですよー」 |
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「本当にいいのね? 後悔しない?」 |
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「さ、早苗さん。ちょっとコワイ……」 |
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「それじゃあ典乃ちゃん家のメインバンクと、
その口座番号と暗証番号を教えて貰いましょうか」 |
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「そそそ、そんなのしらないよー」 |
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「じゃあ調べてきなさい!」 |
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「ええー!
そんなことして、おとーさんにおこられないかな?」 |
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「バレなきゃ平気よ」 |
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「うーん。わかりました。しらべてきまーす」 |
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「え!
ほ、本当に行っちゃった」 |
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「あのー。ほーるで可奈さんに会ったんで、
このことはなしたらダマされてるって。
そーなんですか?」 |
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「アハハ。騙してはいないわよ。
でも面倒なことになりそうだから、
この件については忘れて頂戴」 |
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「はーい」 |
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「それじゃあ、
美幸ちゃんを呼んでくれないかしら?」 |
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「え? ボクなにもこたえてないよ?
それでもいーの?」 |
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「大丈夫よ。充分面白かったから」 |
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「よくわかんないけどリョーカイ!
じゃあ みゆみゆ よんできまーす!」 |
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「ほんと、旋風のような娘ね。
でもどうしよう。
美幸ちゃんってちょっと苦手なのよね」 |
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「お呼びでしょうか?」 |
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「うわっ! 居たんだ」 |
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「いました」 |
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「いつから居たの?」 |
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「それはヒミツです」 |
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「あはは、そうなんだ」 |
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「納得して頂き、ありがとうございます」 |
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「えっとね。今日は《しぇいむ☆おん》の
マスターアップが終わって、
そのお祝いなのよ」 |
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「なるほど。
それはおめでとうございます」 |
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「ちなみに美幸ちゃんは、
何がマスターアップしたのか知ってるの?」 |
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「いいえ。存じません。
マスターアップという単語も存じません」 |
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「なるほどね……。
ねえ里美〜! ちょっと来て〜!
ハーゲンダッツのアイス買ってあげるからさー」 |
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「なあにお姉ちゃん?」 |
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「アタシちょっとアイス買ってくるから、
その間、美幸ちゃんの相手をよろしく!」 |
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「あっ! お姉ちゃん!
アイスはビスケットサンドじゃないとダメだからね!」 |
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「わ、わかったわよ」 |
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「あ、あのスイマセンでした。
お姉ちゃん。失礼なこと言いませんでしたか?」 |
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「いいえ。
ユーモアのある方だと尊敬しております」 |
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「あのっ、
わたし年下だから、敬語とか使わないで下さい」 |
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「……困りました」 |
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「え?」 |
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「努力してみます。だぜ」 |
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「敬語のままでいいです……」 |
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「了解しました。だぜ。です?」 |
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「ようやく完成しましたね」 |
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「よかったですね」 |
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「栗原さんは嬉しくないんですか?」 |
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「私のことは、
“みゆきん”か“みゆみゆ”とお呼びください」 |
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「み、みゆきん?」 |
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「そうです」 |
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「美幸さんじゃだめでしょうか?」 |
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「……妥協します」 |
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「だ、妥協なんですか。ごめんなさい。
いまはまだちょっと抵抗が……。
いつかきっと呼べるようになりたいと思います」 |
 |
「はい。お待ちしております」 |
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「それでは、えっと、
質問をしてもよろしいですか?」 |
 |
「はい」 |
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「ずばり見どころはどこでしょうか?」 |
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「ミトコンドリア?
たしか顕微鏡で見ることができます」 |
 |
「ミトコンドリアじゃなくて、
見どころです」 |
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「血みどろ?」 |
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「ぜんぜん違います。わざと間違ってませんか?」 |
 |
「はい」 |
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「こ、肯定しちゃうんですか?」 |
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「冗談です」 |
 |
「あんまり悪ふざけしないでください!」 |
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「ごめんなさい(しょぼん)」 |
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「あっ、違うんです。
こちらこそ冗談が通じなくてごめんなさい」 |
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「芸の道は厳しいですね」 |
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「叔父さんも同じことを言ってました」 |
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「店長……。
ゲイの道と芸の道。うふふ里美さんやりますね」 |
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「え? え? わたし何か変なこと言いました?」 |
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「はい。ぐっじょぶだと思います」 |
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「よく分からないけどくり……、
美幸さんが楽しんで貰えたのなら満足です」 |
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「私も満足しました。ご馳走さまでした」 |
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「お粗末さまでした」 |
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「うふふふ」 |
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「えへへ」 |
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「それでは失礼します。だぜ」 |
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「あ、はい。
ありがとうございましたー!」 |
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「美幸さんって面白い人だったんだな。
あまり話したことないから知らなかったよ」 |
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「ただいまー。
あれ? もう美幸ちゃん帰っちゃったの?」 |
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「あ、お帰りなさい。お姉ちゃん。
くり……、美幸さんって面白い人だね」 |
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「そ、そうなの?
正直よくわからないけど、
ウマが合いそうなら良かったわね」 |
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「うん」 |
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「はいアイス。
美幸ちゃんの分も買ってきたんだけど、
どうしようかしら?」 |
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「お姉ちゃんが食べれば?」 |
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「アタシは甘いもの嫌いだから。
抹茶のカキ氷ならなんとか食べれるけど」 |
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「なんか苦そう……。
アイスはわたしが食べるから、
冷凍庫に入れておいてよ」 |
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「いいけど。
アイスとかカロリーの高いものばかり食べてると
太るわよ?」 |
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「ちゃ、ちゃんと運動するから大丈夫だもん」 |
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「本当に運動してるの?
里美が運動しているところなんて見たことないわよ?」 |
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「お姉ちゃんに内緒でやってるの。
それはそうとそろそろおしまいにしないと」 |
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「そうね。そろそろお開きにしないと。
それにしても……、よく完成したわね」 |
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「そうだね。嬉しいね」 |
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「ベクターに登録が完了して、
DL出来るようになったら告知はするけど」 |
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「なかなかDLできなくても怒らないでくださいね」 |
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「DLしたら、
ちゃんと隅々まで舐めるようにプレイしなさい」 |
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「お、お姉ちゃん。
なんか表現がエッチだよ」 |
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「そんなことないわよ。これくらい普通よ。
里美が耳年増なだけでしょ」 |
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「ち、違うもん。
わたし耳年増なんかじゃないもん!」 |
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「あーあ。また怒らせちゃった。
それじゃ今回のなぜなに《しぇいむ☆おん》
ベクター申請完了記念スペシャルはおしまいよ」 |
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「それじゃあね。バイバイ!」 |
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なぜなに《しぇいむ☆おん》その16
ベクター申請完了記念SP おわり
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