 | 「お、お姉ちゃん。ついに登録が完了したよ!」 |
 | 「そのようね。
ツンデレ型ADV《しぇいむ☆おん》
ようやくダウンロード準備完了ってわけね」 |
 | 「嬉しいね。
はやくみんなにプレイしてもらいたいな」 |
 | 「そうね。ベクターの転送スピードって、
どれくらいあるのか知らないけど、
DLが殺到したら一日かかっても落とせないかもね」 |
 | 「ええ! そうなの?」 |
 | 「まあね。なにせ260M近くあるらしいから。
仮に転送スピードが400K/Sだとした場合、
DLするのに10分近くかかる計算になるわね」 |
 | 「うーんと。さっぱり分からないよ」 |
 | 「つまり回線が集中したら、
それだけDL完了までの時間がかかるってことよ」 |
 | 「体験版のときはプロバイダさんに怒られてたけど、
それと関係あるの?」 |
 | 「大ありよ。そのために今回はマスターアップしても
すぐに公開しないで、ベクターに登録したのよ」 |
 | 「そうだったんだ。
でも、無事に登録できて良かったね」 |
 | 「どうやって検証したのかしら?
体験版の時は登録まで一週間足らずだったけど、
今回も同じくらいだったのよね」 |
 | 「別におかしくないと思うけど?」 |
 | 「おかしいのよ。
体験版はシナリオの総量的に言えば、
本編の一割にも満たないのよ?」 |
 | 「あっ、そうか。
ちゃんとプレイして確認するとなると、
それだけ時間がかかっちゃうんだ」 |
 | 「その通り!
正直このゲーム。隅から隅までやったら
10時間くらいかかるから」 |
 | 「じゅ、10時間も?」 |
 | 「テキストや演出を、
ひとつもスキップしないでやった場合、
少なく見積もってもそれくらいになると思うわ」 |
 | 「《しぇいむ☆おん》はヒロインが5人いるから、
一人当たり2時間という計算でいいの?」 |
 | 「そうね。正確には多少の誤差はあるし、
本編だけじゃなく、サブシナリオや、
店長、志津江さん、荒巻くんシナリオ。それに……」 |
 | 「おまけシナリオだね!」 |
 | 「そう。クリア後のご褒美に作ったおまけシナリオ。
これが結構バカにならないテキスト量なのよ」 |
 | 「どういった内容なの?」 |
 | 「うふふ、それはヒミツよ。
プレイしてからのお楽しみ」 |
 | 「ずるいな〜お姉ちゃんは。
あとミニゲームもあるんだよね!」 |
 | 「そうよ。
こちらもクリア後の暇つぶしにやってみてね」 |
 | 「《しぇいむ☆おん》の女の子全員と対戦できるよ」 |
 | 「そうね。でも志津江さんって女の子?」 |
 | 「オ・ン・ナ・ノ・コ・よ?」 |
 | 「し、志津江さん!!」 |
 | 「いつの間に……」 |
 | 「神出鬼没が私のモットーだから。
ミニゲームの神経衰弱。
果たして私に勝てるかしら?」 |
 | 「琴野さんって強そうですよね」 |
 | 「残念。一番強いのはあのコよ。
私は二番目。ちなみに一番弱いのは……」 |
 | 「あのコですね」 |
 | 「そうよ。よく分かってるわね」 |
 | 「え? え? 誰なんですか?」 |
 | 「里美ちゃんじゃないから安心してね」 |
 | 「それって、
もう答えを言ってしまったのと同じですよ」 |
 | 「あはは。そうかもね。それじゃ私は戻るけど、
オバサンとか年増とかいう単語が聞こえたら、
すぐに飛んでくるから。覚悟しといてね」 |
 | 「ハハハ、気を付けます」 |
 | 「お疲れさまでした」 |
 | 「ふう。びっくりしたわね」 |
 | 「そうだねお姉ちゃん。
それにしても盛り沢山だね」 |
 | 「ああそうね。
色々詰め込めるだけ詰め込んだから、
開発者も悔いはないでしょうね」 |
 | 「でも今になってもまだ、
あれをしたい。これを実装したかったって、
嘆いている人がいるらしいよ」 |
 | 「言うだけなら自由よ」 |
 | 「そうだね。あっ! 思い出した。
ひょっとしたら次回のなぜなに《しぇいむ☆おん》は
サプライズゲストが登場するかも……」 |
 | 「ん? なにそれ?
アタシは聞いてないわよそんなこと」 |
 | 「それでは今日はこの辺で!」 |
 | 「ちょっと里美ったら、
どういうことか説明しなさいよ」 |
 | 「さようなら〜」 |
 | 「あっ! こら……」 |
 | 「まったく。逃げ足だけは速いんだから。
――仕方ない。
アタシもサプライズゲストに期待しつつ寝るかな?」 |
 | 「それじゃおやすみ!」 |
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なぜなに《しぇいむ☆おん》その18
ベクター登録完了記念SP おわり
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