なぜなにしぇいむ☆おん 第二十五回

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  なぜなに《しぇいむ☆おん》その25 
   公式HPには載らないかもSP  
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ツンデレ戦隊 シェイム☆オン

 前回のあらすじ:
  究極合体ロボ・アフロロボ・オメガにビルドアップし、
  敵の機械獣を倒した、我らがツンデレ戦隊 シェイム☆オン!
  つかの間の休息を味わうツンデレ戦隊のメンバーたちだが、
  悪の秘密結社《超シェイク軍団》は、彼女たちに休む暇すら与えない……。









 第25話「謎の戦士現る」の巻


 <幸子長官>
 「みなさん大変ですよ。新宿二丁目に、高か……、
  いえ、アフロイダー皇帝率いる《超シェイク軍団》が
  出現したという情報が入りました。
  ですので、ツンデレ戦隊のみなさん。出撃よろしいでしょうか?」 


  『了解!』


        その頃、新宿二丁目では、《超シェイク軍団》の末端構成員が、
        イイ男狩りを行っていた。



 <構成員A>
 「ウホッ!」

 <構成員B>
 「ウホッ!」

 <構成員C>
 「アーーッ!」


        基本的に彼らは『ウホッ!』と『アーーッ!』しか喋れません。



 「そこまでよ! この変態ども! みんな変身よ!」 


   『変身! シェイム☆オン!』


        ここだけなぜか、戦隊モノの変身シーンとは異なっております。
        言うなれば魔法少女モノの変身シーンよろしく、
        裸にハイライトが入って徐々にコスチュームが張り付いてゆくタイプの
        変身と言えばいいだろうか?

        そんな感じで変身終了!



 「シツよりリョウだよ! おーごんのレシピ! シェイム☆イエロー!」 

 「五穀米にオムオム。地味なレシピ。シェイム☆ブルー」 

 「食材の原型を留めません。沈黙のレシピ……。シェイム☆グリーン」 

 「お菓子作りには自信があるの。甘〜いレシピ。シェイム☆ピンク!」 

 「料理は気合と根性よ! 炎と香辛料のレシピ! シェイム☆レッド!」 



 『5人揃って、シェイム☆オン!』


        ドカーンという効果音と、意味不明の5色花火が打ちあがる。
        まぁお約束だ。



 <女幹部:志津江>
  「ムムム、また現れたわね。この小娘!」


 「アタシたちが小娘なら、あなたは年増じゃない! このオバサン!」 

 <女幹部:志津江>
 「あ、あなたは言ってはならない事を。しかも二つも!
  ええい! やっておしまい!」


        敵の女幹部が戦闘獣に命令を下す。だが……。



 <戦闘獣:荒巻>
 「ぐーぐー」


        量産型戦闘アンドロイドの荒巻は、電力節約のため、
        女幹部が口上を述べる僅かな時間で、待機モードとなり熟睡する。
        一度待機モードになった荒巻を起こすには、彼の一声が必要になる。



 <女幹部:志津江>
 「まったく……。ほら出番よ。正確にはあなたの手下でしょ」


 

 <敵幹部:鮫島>
 「わかってるよ。オイコラ!! 荒巻ゃぁぁーーー!!!」


        敵幹部鮫島の、天を衝く怒声が響き渡る。

 <戦闘獣:荒巻>
 「ひいいっ!! おおお、起きてましたよー」

 <敵幹部:鮫島>
 「言い訳すんなっ! てめえら後で全員説教だかんな!
  分かったら行って来い!!」

 <戦闘獣:荒巻>
 「あいあ〜い」


        だが、所詮は荒巻。
        いくら戦闘用に強化してもベースが悪すぎる。
        シェイム☆オンに変身した彼女らに適うはずもなく、
        パンチやキック一発で次々に気絶してゆく。



 <戦闘獣:荒巻>
 「しづえさま〜」

 <女幹部:志津江>
 「こいつらって、本当に役立たずね……」



 「歯ごたえの無い連中だったわ。
  さあ次はアンタたちの番よ! 観念しなさい!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「なんだとこのアマ! 調子に乗ってると東京湾に沈めちまうぞ!」 

 「ふーんだ。そーゆーことゆーと、カマボコにしちゃうぞー!」 

 「サメだけに……クスクス」 

 「どうせならフカヒレスープとか?」 

 「お刺身にしたらチビタが喜びそう!」 

 「だそうよ。観念なさいサメ男!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「なにが『だそうだ』だよ! 意味わかんねーよ!
  これだから小便臭いガキが嫌いなんだ!
  出でよシャークロボーー!!」


        敵幹部の掛け声とともに、空から鮫型ロボットが降ってくる。
        ちなみに何故か石切り場にみんな移動しているけど、気にしないこと。
        気にしたら負け。



 「でたわね。こちらも応戦よ。アフロマシーン、アクセス開始!」

  『アクセス!!』


        そんなわけで、どこからともなく、
        航空力学を無視した5台のメカが飛んでくる。



 「みんな、合体よ!」 


  『究極合体ロボ・アフロロボ・オメガ!!』


        五人の駆けるアフロマシーンが合体し、合体ロボ・アフロマンとなる。
        さらにサポートメカのネギソードと追加合体することで、
        合体ロボ・アフロマンは、究極合体ロボ・アフロロボ・オメガとなる。



 <敵幹部:鮫島>
 「バカ野郎! もうすでにそのネギは対策済だボケッ!!」


        前回煮え湯を飲まされた敵幹部、鮫島が吼える。



 「ハッタリよ! いっけー! 大回転ネギソードクラッシュ!」 


        バキン!

        なんとシャークロボの鋭い牙により、ネギソードが粉々になってしまった。



 <敵幹部:鮫島>
 「フハハ、ざまあねえな。このシャークロボの牙はダイヤより硬く鋭いんだよ!」


  『な、なんですってーーー!!』

 「こうなったら、ミックスジュースよ。ジョッキスタンバイ!」 

 「スタンバイできたよ」 

 「くたばれーーー!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「甘いな。その攻撃は予測済だ!」


        ミックスジュースを素早く避けるシャークロボ。
        ちなみにミックスジュースが掛かった付近一帯は、腐食し異臭を放ち始めている。



 「なんてヤツ。こうなったらにこにこカレーで……」 

 「あー! ごごご、ごめんなさーい。ごはんをたき忘れてたよ!」 

 「ちょっ、しっかりしてよね。じゃあオムオムパッケージよ。美幸ちゃん用意はいい?」 

 「はい。ですが命中確率は3%です。それでもやりますか?」 

 「やんない。でもどうしよう。万策尽きたってわけ?」 

 「あの、まだ私のお菓子攻撃が……」 

 「ダメージ予測値。かなり微弱です」 

 「あの、ひょっとしたらってこともないかしら? とりあえずやってみない?」 

 「そうね。やってみましょうか。典乃ちゃん。例のアレを持ってきて」 

 「れいのアレイ? あ、あれか! りょーかい!」 


        シュタタタタッ! と、イエローこと典乃が駆けて行く。



 「例のアレって? あの、なんのことかしら?」 

 「もってきたよー!! はいショーチュー」 

 「ありがと。じゃあ美幸ちゃんと里美は可奈さんを押さえてね」 

 「了解しました」 

 「ごめんなさい。飯島さん。お姉ちゃんの命令は絶対だから……」 

 「え? え? ちょっと。なに?」 

 「じゃあ典乃ちゃん。可奈さんに焼酎をぐいっと差し上げて」 

 「りょーかーい。さあ可奈さん。ぐいっといきましょー!!」 

 「ちょ、ちょっと! 典乃ちゃんやめてっ!!」 



        ――5分後。




 「あはははははー。もう。みんな酷いわねー! らめじゃないの!
  こうみえても一番年上なのよ! それなのにー」 

 「現時点をもって、アフロロボの操縦権を可奈さんに移行します」 

 「了解しました。ぽちっとな」 

 「ほーら可奈さん。目の前に隆也がいますよー」 

 「え? どこどこ? 隆也はどこ?」 

 「サメのぬいぐるみを着ています。志津江さんを口説いているようですね」 

 「そ、そんなのダメ! ぜったいにダメなの!!」 


        凄い勢いで突進するアフロロボ。
        焦ったのはシャークロボで、ダイヤより硬いという牙を射出して牽制する。
        だが、千鳥足で蛇行するアフロロボの軌道が読めず、牙はかすりもしない。
        そうこうしているうちに、シャークロボの背後に回ったアフロロボは、
        そのままシャークロボをが羽交い絞めにする。



 「んっふふ〜〜。つ〜かま〜えたっ! もう離さないんだからっ!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「く、くそっ! 取り付かれた。なんてパワーだ。振り解けねえ!!」 

 「じたばたしちゃダ〜メ。そうだ! チューしちゃおっかなー!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「や、やめろっ! そのアフロ頭を近づけるな!!」 


        アフロロボに搭乗するのはカワイイ女の子たちだ。
        だが、アフロロボ自体は、
        アフロ姿のマッチョメンを巨大化したような姿なのである。
        これはグロい。

 「ん〜〜〜〜!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「やめねえかこの野郎!!」


        やっとの思いでアフロロボを振り解いた敵幹部は、
        アフロロボと間合いを取るため、シャークロボを移動させた。
        そのときである。

        ガクン!!



 <敵幹部:鮫島>
 「ん? なんだ? どうしたってんだ?」


        シャークロボが足を踏み入れた場所。
        そこは、特製ミックスジュースが散布され、ドロドロに腐食した深緑の沼地。



 <敵幹部:鮫島>
 「うわっ! なんだ? やべえじゃねえか!」 

 「あれー? どこにいっちゃったの? ねえ隆也〜〜!」 

 <敵幹部:鮫島>
 「畜生! 今日のところは退散だ!」


        脱出装置を使って逃げ出す敵幹部の鮫島。
        残されたシャークロボはものの数秒で腐食し、跡形もなくなってしまった。



 「フフフ、酔っ払ったピンクは無敵よ!」 

 「隆也ぁ〜〜!」 


        この後、敵女幹部の年増とひと悶着あるが、面倒なので省略。






        ………………


        …………


        ……




<幸子長官>
 「お疲れさまでした」 

 「今回も楽勝だったわ!」 

 「あの、どうやって倒したの?」 

 「おぼえてないんですか〜?」 

 「え、ええ……。途中で記憶を無くしちゃって……」 

 「そのときの記録画像がありますけど、ご覧になりますか?」 

 「あはははー! 何を言ってるのかな美幸ちゃんったら。
  そんな画像、どっこにも存在しないじゃない!
  (……というか、あるのなら消しといてね!)」 

 「了解しました」 

 「ところで焼酎なんて誰が持ち込んだの?」 

 「ピンクのカミの毛がちゅるちゅるる〜ってうずまいてる、
  可奈さんみたいにバイーンってタイケーの人がね、
  さし入れだよ〜って、くれたんだよー」 

 「そうなんですか。(藤本さんだ!)」 

 「まあ誰だっていいじゃない。(藤本さんか……)」 

 「な、なんか背筋に悪寒が……。風邪でも引いたのかしら?」 

 「気のせいよ。(藤本さんピンクの座を狙ってる?)」 

 「みんなー。ドンプリでかんぱいしよー」 

 「ドンプリってなんですか?」 

 「どんぶりプリン。略してドンプリ……クスクス」 


        ダンダンダンと手際よく、テーブルの上に、
        なみなみとプリンが入ったどんぶりが6つ並ぶ。
        どうやら全員分あるらしい。



 「あっ、わたし飲み物を作ってきますね」 

 「ちょっと待った! それはアタシがやるから。
  里美はティーカップを用意しておいて」 

 「う、うん。わかった」 

 「早苗さんは本当に妹さん思いですね」 

 「(違うと思う……)」 

 「(なんかちがうとおもう)」 

 「(分かってて言ってるのよね。なんて恐ろしい子!)」 

 「えへへ。自慢のお姉ちゃんだよ」 


    つづく!!!






















       わけねーーーーだろ!

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  なぜなに《しぇいむ☆おん》その25 
   ツンデレ戦隊 シェイム☆オン  
         END       
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なぜなにしぇいむ☆おん第二十五回 おわり