なぜなにしぇいむ☆おん 第二十八回

 ==================
  なぜなに《しぇいむ☆おん》その28 
     LAST THREE    
 ==================




 

 「みんな集まれ〜!
  なぜなに《しぇいむ☆おん》始まるよー!」 

 「久しぶりねこのスタイルも。
  最近は暴走気味で困っていたのよ」 

 「えへへ。ごめんなさい。
  絵班のみんなが素敵なアイコンを作ってくれたから、
  ライターの人も調子にのってたみたい」 

 「まあいいけど。
  それより今日は最後ということで質問を応募したらしいけど、
  いったいどれくらい来てるの?」 

 「えっとね。大体だけど40くらいだよ」 

 「よ、40ですって!」 

 「体験版のころは多くても5〜6個だったのにね」 

 「増えすぎでしょ。で、どうするの?
  全部答えるつもりなの?」 

 「できればそうしたいけど……。
  でも時間的に無理だよね?」 

 「ちょっと、そんな目で見ないでよ。
  いいんじゃない? どうせ最後だしね。
  1つの質問にかける時間を減らせばなんとかなるでしょ。
  やってみてダメそうなら削ればいいし」 

 「いいの?」 

 「ええ。最悪はパスすればイイだけだしね」 

 「それはずるいよ。お姉ちゃん。
  最後なんだからパスは無しでやろうよ」 

 「答えたくない質問にまで答える義理は無いわよ。
  それに質問の内容を見たら里美だってパスしたくなるかもよ?」 

 「わたしはちゃんと答えるもん」 

 「本当に? まあいいけど。それじゃそろそろ始める?
  休憩室で待機してる可奈さんたちに悪いから」 

 「そ、そうだね。それじゃあ最初の質問いくね。
  じゃん!」 


     【Q】ユーザーに一言お願いします。
 

 「また最初から面倒な質問が来たわね」 

 「お姉ちゃん! そういうこと言っちゃダメだよ」 

 「そうね。
  この手の質問には可奈さんに答えて貰いましょう」 

 「ず、ずるい……。でも適任かも。
  それじゃ可奈さんを呼んでくるね」 




     ………………


     …………


     ……




 「里美ちゃんに呼ばれたんだけど、どういう質問かしら?」 

 「ヒロインを代表して、ユーザーに一言お願いします!」 

 「え? だってメインヒロインは早苗さんじゃ……」 

 「それって嫌味ですか?
  それとも人気がないアタシに対する挑戦?
  または新手のイジメ?」 

 「ちちち、違うわよ。
  そんなこと思ってないわよ。本当よ」 

 「まあいいですけど。
  それでは時間が無いのでちゃっちゃとどうぞ!」 

 「えっと。
  この度は、《しぇいむ☆おん》をプレイして下さり、
  ありがとうございます」 

 「飽きずに最後のおまけまでプレイしてくれた人が多くて、
  とても嬉しく思っています」 

 「ホントかウソか分からないけど、特定のヒロインルートを、
  繰り返し数回、数十回もやってる猛者も居るらしいですよ」 

 「そ、そんなに!」 

 「特に可奈さんのファンは濃いのが多いですよ」 

 「そ、そうなの。で、でも私はその……」 

 「はいはい。その先は言わないで下さいね。
  ファンが泣きますから。それでは次の質問行きますね」 

 「分かったわ。どうぞ」 


     【Q】今年の夏はどうでしたか?
 

 「だそうです。どうでした可奈さん?」 

 「どうってまだ始まったばかりだし」 

 「まあそうですけど、なにかこう面白い回答を……。
  そうだ! 美幸ちゃんに聞いてみようかしら?」 

 「あ、それじゃあ呼んでくるね」 

 「お願いしまーす」 




     ………………


     …………


     ……




 「お待たせしました。
  呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」 

 「ふわあ〜。あくびだよ〜」 

 「里美も戻ってきたのね。ちょうどいいわ。
  あとは任せたから」 




 「はい。ここは私たちが死守します」 

 「はーい。頑張ります。
  というわけで、今年の夏はどうでしたか?」 

 「河童を探す旅に出ようかと思っています」 

 「か、河童ですか?」 

 「そうです。河童です」 

 「河童って居るんですか?」 

 「います」 

 「そ、それじゃあサンタさんは居ると思いますか?」 

 「いません」 

 「そんな!
  河童がいるならサンタさんが居てもいいと思います」 

 「さとみんはその歳になってもまだ、
  サンタさんを信じているのですか?」 

 「し、信じてたわけじゃないけど……。
  本当にいたら素敵だなあって思ってました」 

 「そうですか。失礼しました。
  それならサンタさんはきっといます」 

 「そ、そうなんですか?
  でもさっきは居ないって……」 

 「それはそれ、これはこれ、です」 

 「よく、わかりません」 

 「そうですか。
  言葉ではうまく説明できそうにありません」 

 「でも、なんとなく分かるような気もします」 

 「ありがとうごさいます。それでは次の質問です。
  ぐるぐるどーーーん!」 


     【Q】里美ちゃんに会いうにはどうしたらいいですか?
        いや、ガチで

 

 「え? わたしに?
  あの、ゲームの中でならいつでも逢えますよ」 

 「このお方はどうやら二次元の世界に召還されたいようですね」 

 「前にお姉ちゃんが言ってたけど、それって危険なんじゃ?」 

 「でっどあらいぶですね。
  もしくはみっしょんいんぽっしぶるです」 

 「と、とにかく危険なので、
  二次元の世界に来ようとしないで下さいね」 

 「○○市、少年A君。ゲームのやりすぎで過労死。
  ソフト名は《しぇいむ☆おん》」 

 「じょ、冗談抜きでちゃんと寝てくださいね。
  ゲームは1日1時間ですよ!」 

 「気持ちを切り替えて次の質問に参りましょう」 


     【Q】店長に100点満点で点数をつけてください。理由つきで

 「ど、どうしましょう? 皆を呼んできたほうがいいかな?」 

 「そうですね。皆さんに答えて貰いましょう」 




     ………………


     …………


     ……




 「どうしたの?」 

 「呼んだかしら?」 

 「やっとでばんだよー! みんなひどいよー」 

 「慌てない慌てない」 

 「紫さんは慌てた方がよくありませんか?
  もう若くないんだし」 

 「ちょっと。どうしてあなたまでいるのよ?」 

 「いーじゃないですか。減るもんじゃないし♪」 

 「減るわよ。出番が!」 

 「あははははー。おもしろーい」 

 「はいはい。
  収集つかなくなるから、質問に答えた人から控え室に戻る」 




 「えっと。それじゃわたしから答えるね。
  叔父さんは90点です。本当は100点なんだけど、
  −10点の理由は裸で室内をウロウロする時があるから……」 

 「ボクは100てんだよー。
  おもしろいし、カッコいいし、しんちょーも高いし!
  アフロなのにりょーりもうまいし!!」 

 「アフロは関係ないような……。
  えっと、私も100点です。素敵な方だと思います」 

 「皆さん評価が高いですね。私は69点です。
  理由は……。
  ギャグセンスが10年古いということに尽きます」 

 「この子面白いわね。69点というのもワザとかしら?
  私はもちろん100点よ。店長のこと愛してるし」 

 「あなたの愛してるって言葉、
  とてつもなく軽く感じるのは気のせい?」 

 「気のせいですよ。気のせい。
  そういう紫さんは店長に何点付けるんですか?」 

 「紫さんはやめてって言ってるでしょ。
  私の店長評価は80点というところかしら。
  料理の腕は買ってるけど、
  頻繁に厨房を抜け出すのはよろしくないわね」 

 「それはお互い様だと思うんですけど?」 

 「あら早苗ちゃんったら厳しいわね。
  そういう早苗ちゃんはどうなの?
  店長は何点?」 

 「アタシですか? アタシはもちろん100点ですよ。
  店長のおかげでとても助かっているのは事実だし」 

 「ああ、そうだったわね。茶化してゴメンね」 

 「別にいいですよ。こういう場ですから」 

 「みんな居なくなっちゃったわね。ところで次の質問は?」 

 「えっと。これですね」 


     【Q】典乃の創作メニューの数と、
        今までで一番破壊力の高かったメニューを教えてください

 

 「うわっ! なんて質問なのかしら」 

 「典乃ちゃん呼んできましょうか?」 

 「呼ばなくていいわよ。
  典乃ちゃんに答えさせても客観的視点から言えないでしょ。
  私が代わりに答えたあげるわ」 

 「ありがとうございます」 

 「典乃ちゃんのメニューはまず極端なのよね。
  でもまだ食べられるレベルにあるだけマシかな?
  自分が小さいから沢山食べればって、
  思いがあるのかもしれないわね」 

 「なるほど。確かにそうかもしれませんね」 

 「それはそうと一番破壊力があったメニューだけど、
  確かポットコーヒーというのがあったかしら?」 

 「ポットコーヒーってまさか……」 

 「多分早苗ちゃんの想像通りだと思うわ。
  エアポットにコーヒーを入れて出すの。
  いきなりテーブルにポットが置かれたお客さんの9割は、
  目を白黒させていたわ」 

 「地味だけど強烈ですね。
  それじゃ次の質問にいきますね」 


     【Q】可奈ちゃんに、俺に脈は0ですか?
 

 「これって……。これこそ本人に引導を渡してもらう?」 

 「そうですね。
  質問した人も本人に聞いてますしね」 

 「それじゃ呼んでくるわね」 

 「お願いします」 




     ………………


     …………


     ……




 「呼んだ? 今度はどんな質問なのかしら?」 

 「ユーザからなんですけど、俺に脈はありますかって質問です」 

 「えっ? えっ? どういうこと?」 

 「どうもこうも、三次元からの求愛ですよ。どうします?」 

 「気持ちはとても嬉しいけど。
  でも、実際に逢ってみないことには……。
  でもでも! 脈が無いということは無いとおもうの」 

 「そんなリップサービス言ってもいいんですか?」 

 「可能性は0じゃないと思うの。うん」 

 「はいはい。分かりました。次の質問は……。
  里美宛か。スイマセンが里美を呼んできて貰えませんか?」 

 「分かったわ。少し待っててね」 




     ………………


     …………


     ……




 「お姉ちゃん呼んだ?」 

 「呼んだわよ。里美に対する質問よ」 


     【Q】里美ちゃんはポニーテールにはしないんですか?
 

 「えっと、学校やお店ではツインテールだけど、
  家にいる時や、イベントに行ったりする時は髪型を変えたりするよ。
  ポニーテールは余り似合わないけど、することもありますよ」 

 「そういえば里美が髪を下ろすと、お母さんにそっくりなのよね」 

 「えへへ。そうかな?」 

 「そうよ。羨ましいわ。
  それにしても疲れたわね。少し休憩しましょうか」 

 「そうだね。残りの質問はまた後で答えますね」 

 「それじゃ一旦終るわね」 

 「ばいばーい!」 



 ==================
  なぜなに《しぇいむ☆おん》その28 
   LAST THREE END  
 ==================

なぜなにしぇいむ☆おん第二十八回 おわり